盲導犬パピー、ベンジーとの毎日 (6)

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ベンジースマイルに会うと、みんなつられてにっこり。

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こんなお兄さんの顔もできます。瞳がきれい。



兄弟犬の中でも、人懐こさはビカイチと言われているベンジー。
人懐こい、人が好き、というのは、
盲導犬には大切な要素らしい。

牧師館暮らしは、
毎週、いろんな人がやってくる。
教会の人たちは大半が犬好きさんなので、
礼拝後、ベンジーに会うのを楽しみにしている人も多い。
グッド、グッド、と褒められてなでなで。

老若男女問わず、小さい子どもだってベンジーはへっちゃら。
でも、犬と暮らしたことのない小さい子は、
自分より大きいベンジーを見て、
一瞬にして泣き出してしまう。
ベンジーの方は、泣かれたってお構いなし。
ゴジラなみのしっぽをぶんぶん横に振って、
小さい子たちにも、ねぇ、遊ぼうよ、遊ぼうよ、
とぐいぐい迫ってくる。

ベンジーが人や犬に対して怒ったのを見たことがない。
だから、工事現場のおじさんたちに、
ベンジーは大人気だ。
とくに交通整理をしているおじさんたちは、
ベンジーが尻尾を振ると、
自然と手を出してよしよしという仕草を見せる。

盲導犬の繁殖犬は、
選びに選ばれた個体だと聞いている。
パピーたちは、その母犬と父犬から生まれたサラブレットだ。
めんめんと続いてきた盲導犬の記憶が体を流れ、
そして、 大勢の人たちの愛と努力によって、
盲導犬にふさわしく育てられていく。
それでも訓練所に入れるのは3割程度だから、
盲導犬というものが、
どれだけ特殊な働きなのかと思わされる。
人間の願いの結晶、といでも言おうか。

盲導犬ができることは限られている。
曲がり角を知らせる。
障害物を知らせる。
行き止まりを知らせる。
おもにはこの3つだ。
ナビゲーションシステムのように、
臨機応変に状況を判断して誘導するのではまったくない。

小さなベンジーを通して、
私たちもいろんなことを教えてもらっている。
結局は、人と人が声をかけ合うことで、
いろんな事故も防いでいける。
当たり前だけどいちばん大切なことをまた、
犬に教えてもらっている毎日だ。

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by puppy_Benji | 2017-01-23 11:18 | パピーウォーカー