盲導犬パピー、ベンジーの毎日(3)

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いまだにスマホで写真がうまくとれない。
ぶれる。とにかくピントが合わない。
研究しなくてはと思っているうちに、
ベンジーはどんどん長く伸びていく。
4kgのぽわぽわくんは、すでに10kg超え。
パピーウォーカー開始とともに始めたインスタグラムは、
そんなわけで、ぼんやりした写真が並んでいる。
でも、毎日一枚ずつ撮っていくこの感じ、
犬バカな感じもまた楽しく久しぶり。

ベンジーとじゃれていると、
ベンちゃん、だとか、
ベンきち、だとか、
ちゃっちゃいくん、だとか、
いろんな名前で呼びたくなる。
動物と暮らしている人には共通の心理なのか、
読書会で読んだ石井桃子さんの
『山のトムさん』にも、
同様のエピソードがある。

トムさんは犬ではなく、猫。
石井桃子さんは、猫をこよなく愛する人だったようだ。
戦後、実際に山で暮らし、
農業、乳業に人生の多くを費やした石井さんが、
その時代、ともに生きた猫がモデルになっている物語だ。

例えば、「食っちゃねトム」。
これは、暇さえあれば、
お皿をのぞきに行って食べているトムの姿から名付けられた。
あるいは、「現場監督トム」。
精を出して働くみんなをただ眺めているだけだから。
誰にでものどを鳴らすトムは、「大安売り」。
冬になると、「毛皮のえりまき」にもなる。

ボーダーコリーのメルにも、
私はたくさんの名前を付けた。
これまた犬バカを承知で書いてみると、
ちびちゃん、メルざえもん、メルメル、
メルシー、メル吉、メル丸、
メルチプリンや田吾作なんてものもあった。
とくに深い意味はなく、
なんだかそんな風に呼んでみたかったのだと思う。

でも、ベンジーは、
舐めさせない、かじらせない、飛びつかせない
という3つのお約束に加えて、
正式な名前で呼ぶことが求められるから、
これまた人間はぐっとがまん。
ベンジーと呼んだら、
はい、とアイコンタクトをとる。
これをしつけていくのもパピーウォーカーのお役目なのだ。

今のところ、
人間もパピーも、
それなりにやせ我慢をしているわけで、
賢いベンジーも、
ときにはパピーらしく爆発する。
吠えたり怒ったりではない。
いわゆるパピー走りで、部屋中をぐるぐる。
この勢いたるや。
私も調子に乗って、
アイリッシュホイッスルをピープー吹きながら、
一緒に踊ってみたりする。

もうすぐ本格散歩が始まるので、
この奇妙なリビングでの風景も、
見納めの予定だ。

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お腹見せ見せ。寝ている時が、いちばんパピーらしい。

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犬用クッションにはさまれて、ホットドッグ状態。

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パピーなんですけどね、ゴールデンって、
どこかおじさんっぽい雰囲気もあるのが独特。

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by puppy_Benji | 2016-09-26 00:19 | パピーウォーカー