盲導犬パピー、ベンジーとの10か月とその後。 文筆家+牧師の奥さん、宮葉子のブログ


by 牧師館のお茶会
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
d0366488_23072822.jpg


最近のベンジーの寝顔。寝顔はパピーそのもの。

d0366488_23072979.jpg


朝4時ごろに起こされることはもうなくなって、
だいたい7時起床。ワンツーをさせて、ごはん。
じつはここからが長い道のりなのだ。
ワンツーのツーを2回しないと散歩に連れて行けない。
というのも、これを済ませないと外で排泄してしまうからだ。

パピーウォーカーの何が大変かと言って、
外でのワンツー禁止ほど苦労するものはない。
月に一度のレクチャーでの中心課題は、半分はワンツーのことだ。
毎日毎日、パピーのウンチやおしっこのことを考え、悩み、苦労する。
PWとはそういうもの、と言い切ってしまってもいいほどだ。
私たちもここまで大変だとわかっていたら、
躊躇してしまっていたかもしれない。
まあ、だいたいよくわからないところからスタートする、
だから、人生とは面白いんだけど。

外でしないように、生まれたときからトレーニングを積み重ねていく。
相手はパピー。自然に生きている。
これはかなり不自然なことを強いるわけで、
ストレスを感じさせないように、
「グッド」を巧みに連発して、
決まった場所ですることを自ら選ぶようにしつける。

一歩進んで2歩下がるの繰り返しだ。
成功体験を積み上げていくことが何より肝心なのだけど、
ときどき失敗しては、私たち人間だけがこっそりため息をつく。
人生でこんなにも「ワンツー」と「グッド」を連発することは、
もうきっとないな、と今から思うのでした。
ベンジー、がんばれ。がんばれ、私たち。

d0366488_23072902.jpg

[PR]
# by puppy_Benji | 2017-01-22 17:21 | パピーウォーカー | Comments(0)
d0366488_23072746.jpg


d0366488_23072743.gif
簡単いつものりんごケーキ by 牧師館のお茶会
クックバッドにアップしたレシピ、リンク貼っておきます。
りんごケーキといえばいつもこれ。
集まりで困ったときはいつもこれ。
最後のレシピをアップしたのは2014年になっているので、
3年ぶり?  こんな私のレシピに、
つくれぽを寄せてくれる方がおられる世の中は広いのです。


さて。今日のお話ここから。
ブログ再スタートと思っていたら、
今週、数年ぶりに熱を出して寝込んでしまった。
ここで止めてしまうのも残念なので、
元気になってきたことを喜んで、ほんの少し。

まるまる3日間。高熱で脱水症状となり点滴。
夫が作ってくれたおかゆも食べられず、ごめんなさい。
翌日に買ってきてくれたイチゴの美しく、美味しく感じたこと。
食卓の夫の足元が定位置と決まっているベンジーが、
おもむろに私の足元に来ると、くっついて離れない。
我が家の男子たちの優しさにほろり。
とまあ、いいこともあったけれど、
あらゆる仕事も用事もキャンセルをして、
ひたすら寝ていたのでたくさんの迷惑をかけてしまった。

熱と胃腸にくるのが今の流行り風邪らしい。
流行りものにあんまりなびかない暮らしにしては、
流行りものを正面から受けてしまったわけだ。

食欲が出ないなぁ、と思いながらも、
起き上がれるようになってからは、
スーパーまで、食欲が沸きそうなものを探しに行った。
野菜もお肉も、お菓子にも、いっこうにときめかない。
なぜか果物なのだ。
今度は自分でイチゴを買って、
三ケ日みかんと、バナナ。
りんごのすりおろしを食べたいとも思ったのだけれど、
剥くのがね、と思い直して手を引っ込めた。

ふだん、くるくるよく動いている一日から立ち止まって、
ぼおっとしながらしていたのは、
頭の中で、どんどん文章を書いていた。
浮かんでくるいろんなことばを集めていたというか。
そろそろ頭の中から、
実際に取り出してあげないと。
風邪の思わぬ効用でした。
次作は、『こころのごはん』の続編の予定ですよ。
これまた何年ぶりですかね。
(告知して追い込んでおきます、自分を)
[PR]
# by puppy_Benji | 2017-01-21 21:09 | 料理 | Comments(0)
みなさまご無沙汰しています。
4か月ぶりにブログ復帰です。

いつの間にか新しい年。
そして、ベンジーは23kgに増えている。

ボーダーコリーのメルは、21kgほどだった。
それでも、通りすがりによく、
「大きい!」
と感嘆符が飛んできた。
ところが、ベンジーたるや、
生まれて7か月にして軽くメルを超えてしまった。
おそらくまだ10kgはいくだろうと言われている。
さすがに大型犬だ。
思った以上の速さで増える、増える。
我が家に来たときは、
スリングに入れてお腹に抱えて歩いたものだけど。
でも、犬は大きいにかぎると思っている身としては、
ボリューミーなベンジーを抱えて喜んでいるのでした。

前回のブログのベンジーは、まだ10kg時代。
その差13kgの経過をアップするのも大変なので、
ほんの一部だけお裾分けしてみます。

ブログ休みの理由はいろいろあるものの、
スマホの存在が大きいかな。
FBとインスタを、隙間時間にアップするリズムの気軽さ。
これに慣れてしまうと、
ブログに向かうまでの心理的な距離がやけに長い。
ああ、人はこうやって、読書からも離れていくのかも、
と思った次第です。いかん、いかん。

今年は、もう一度新たなリズムを取り戻すつもり。
1月だもの、スタートにはふさわしい。
長続きするように、気張らず、楽しく。
常体敬体乱れつつのスタート、
こちらも少しずつ整えていきます。

今回の写真は、月齢5、6か月時代のベンジーを集めてみました。
d0366488_23071714.jpg


このスマイル、お気に入りの一枚。ベンジーを抱えているのは残念ながら私ではありません。

d0366488_23071794.jpg


ベンジーの写真と言えば、寝ているものがやけに多いんです。

d0366488_23071747.jpg



d0366488_23071865.jpg



P1130391.jpg


d0366488_23072233.jpg


どこを撮ってもかわいい。

d0366488_23072281.jpg


盲導犬協会で購入したチャリティー Tシャツ。

d0366488_23072432.jpg


大きめを買ったので、このときはまだぶかぶか。今はぴっちり。

d0366488_23072610.jpg


目が真っ黒。といつも思います。
[PR]
# by puppy_Benji | 2017-01-14 00:00 | パピーウォーカー | Comments(0)
d0366488_23071031.jpg


いまだにスマホで写真がうまくとれない。
ぶれる。とにかくピントが合わない。
研究しなくてはと思っているうちに、
ベンジーはどんどん長く伸びていく。
4kgのぽわぽわくんは、すでに10kg超え。
パピーウォーカー開始とともに始めたインスタグラムは、
そんなわけで、ぼんやりした写真が並んでいる。
でも、毎日一枚ずつ撮っていくこの感じ、
犬バカな感じもまた楽しく久しぶり。

ベンジーとじゃれていると、
ベンちゃん、だとか、
ベンきち、だとか、
ちゃっちゃいくん、だとか、
いろんな名前で呼びたくなる。
動物と暮らしている人には共通の心理なのか、
読書会で読んだ石井桃子さんの
『山のトムさん』にも、
同様のエピソードがある。

トムさんは犬ではなく、猫。
石井桃子さんは、猫をこよなく愛する人だったようだ。
戦後、実際に山で暮らし、
農業、乳業に人生の多くを費やした石井さんが、
その時代、ともに生きた猫がモデルになっている物語だ。

例えば、「食っちゃねトム」。
これは、暇さえあれば、
お皿をのぞきに行って食べているトムの姿から名付けられた。
あるいは、「現場監督トム」。
精を出して働くみんなをただ眺めているだけだから。
誰にでものどを鳴らすトムは、「大安売り」。
冬になると、「毛皮のえりまき」にもなる。

ボーダーコリーのメルにも、
私はたくさんの名前を付けた。
これまた犬バカを承知で書いてみると、
ちびちゃん、メルざえもん、メルメル、
メルシー、メル吉、メル丸、
メルチプリンや田吾作なんてものもあった。
とくに深い意味はなく、
なんだかそんな風に呼んでみたかったのだと思う。

でも、ベンジーは、
舐めさせない、かじらせない、飛びつかせない
という3つのお約束に加えて、
正式な名前で呼ぶことが求められるから、
これまた人間はぐっとがまん。
ベンジーと呼んだら、
はい、とアイコンタクトをとる。
これをしつけていくのもパピーウォーカーのお役目なのだ。

今のところ、
人間もパピーも、
それなりにやせ我慢をしているわけで、
賢いベンジーも、
ときにはパピーらしく爆発する。
吠えたり怒ったりではない。
いわゆるパピー走りで、部屋中をぐるぐる。
この勢いたるや。
私も調子に乗って、
アイリッシュホイッスルをピープー吹きながら、
一緒に踊ってみたりする。

もうすぐ本格散歩が始まるので、
この奇妙なリビングでの風景も、
見納めの予定だ。

d0366488_23071198.jpg


お腹見せ見せ。寝ている時が、いちばんパピーらしい。

d0366488_23071341.jpg


犬用クッションにはさまれて、ホットドッグ状態。

d0366488_23071636.jpg


パピーなんですけどね、ゴールデンって、
どこかおじさんっぽい雰囲気もあるのが独特。

[PR]
# by puppy_Benji | 2016-09-26 00:19 | パピーウォーカー | Comments(2)
d0366488_23070456.jpg


ベンジーが来て、1か月と少し。
4.2㎏の体重は、今や8.5㎏。倍以上に増えた。
「赤ちゃん」と呼ぶには、あまりにも大きい。
それでも、安心した寝顔はやっぱり赤ちゃんだ。
ただ、最近ではときどき「おじさん」顔になる。
レトリバー種の特徴なのか、
頰や口の周りがたるむあの感じ。

ボーダーコリーのメルは、
ふさふしとした毛並みと顔の作りで、
12歳になっても赤ちゃん顔だった。
犬種によって、
こんなにも違うのかと驚くことの連続だ。

ボーダーだったらここでジャンプをするのに、
身をかがめて大きく尻尾をふるのに。
私の中にあるメルの記憶が、
メルの所作を思い出して懐かしみ、
目の前にいるベンジーと比較してしまう。
もしもこれ、人間だったら、いやだよね。失礼だし。
メルはメル、と私の記憶におさめなくては。

ベンジーの朝は早い。
朝4時には、わんわんと、
2階にいる私たちを大声で呼ぶ。
朝はテンションが1日でいちばん高い。
いわゆるパピー走りでヨーイドン。
甘噛み、がしがし、
お腹を見せては、
また、走り出す。
とまあ、いっときも目を離せない。
スリッパを置いておこうものならば、
まっしぐらに飛びかかり、
勝利品を高らかにくわえ、
嬉々として跳ね回る。
しゃがんだ私の太ももは、
なぜか朝だけ、ベンジーの通り道となる。
太ももをわしわしと踏みつけては、
行ったり来たりを繰り返す。

飛びつかせない、
手や顔をなめさせない、
かじらせない。
盲導犬パピー育てる時のお約束だ。
自分の犬ならば、
赤ちゃんだもの、
となんでもゆるしてしまうことも、
いわばお預かりしている特別な犬、
ここは人間の忍耐が試される。

「夜泣きもあります」と、
パピー担当さんには事前に言われていた。
まさか、野太い声で、わんわん、とは。
鼻を鳴らすきゅーきゅー程度かと思っていたのだ。

ここは狭い下町。
この声を朝4時から聞かされたら、
近所の人たちも大変だ。
階下に降りると、
すでにやる気満々で目が覚めている。
吠えると降りる、を繰り返していくうちに、
吠える時間も早くなっていった。
3時、2時。
これでは朝というよりも、深夜ではないの。

悪循環を断ち切るべく、
朝5時までは、何があっても行かないと決めた。
ご近所さん、ごめんなさい。
3日目、なんとか朝4時30分くらいまでは、
大声でわんわん、をしなくなった。
やがて、わんわん、ではなく、
きゅうきゅう、わわん、わわわわ、と小さくなっていった。

毎朝5時、最初のワン(大)ツー(小)のツーをさせて、
再び眠りに落ちるまではそばにいる。
最初、朝当番は、ほとんど夫だった。
途中、私が大いに反省をして、
順番に起きることになった。
それでもなお、夫の方が多いけれど。

朝5時のツーをしてから6時までの1時間は、
少しずつ、私とベンジーだけの静かな時間になっている。
理想は眠ってくれること。
人がそばにいれば吠えることはない。
カーテンを開け、小さな明かりだけをつけると、
ゲージのすぐ脇にあるソファーに座る。
ベンジーが眠るまで、
私はデボーションといって、
聖書を読み、祈る。
朝食を食べてから、
聖書というこころのごはんを食べる習慣なのだが、
朝当番の日には、こうして糧の順序が逆になる。

それにしても、ベンジーは賢い。
「グッド」と褒めながら、
こちらが落ち着いて丁寧に関わっていくと、
ベンジーも落ち着いて聞き入れてくれる。
3回ぐらい繰り返せば、着実に行える。
日々、その賢さが見える実となって実っていく。
(ただし、落ち着いていればの話)。
この賢さは、ゴールデンレトリバーだからか。
あるいは、ベンジーだからか。
盲導犬の長い長い血筋の記憶が、
ベンジーの中に流れているのは間違いない。

パピーウォーカーとして指導を受けながら育てても、
その子犬が実際に盲導犬になれるかは、
確率で言えば3、4割だと聞いている。
適正がすべて、とも言えるのだとか。
それほど、厳しい働きなのだろう。
朝の祈りに、ベンジーが人を支え、
よき働きをする犬になれるようにということが加わった。
子犬と暮らすということは、
愛すること、
愛されることの連続の中にいることではないかしら。
ふと、祈りながら、
こんな気持ちになって嬉しくなる。
私たち夫婦の関係が「うつる」とも誰かに言われ、
どんなときも平安で、
仲良くいなければね、
などと、こちらにも少しはよい効果が上がっているような。

d0366488_23070495.jpg

盲導犬協会のパピーレクチャーで、お姉ちゃんと2ヶ月ぶりに再会。会ったとたん、弟ベンジーの顔をがぶり。お姉ちゃん、強い。ベンジーはまったく動ぜず。どうやら末っ子はおっとり?
d0366488_23070572.jpg

お姉ちゃん、積極的。ベンジー、たじたじ。
d0366488_23070732.jpg

リードの練習もスタート。じっと見る。なんだろこれ ?
d0366488_23070823.jpg

レクチャーの日はぐったり。
d0366488_23070954.jpg

食卓の下でも安心して眠れるようになりました。涼しいところを見つける天才。今のところ、椅子とテーブルの脚は無事です。
d0366488_23070918.jpg

キッチンの前、私の仕事ゾーン、夫の仕事ゾーンへの入り口には、パピーゲートなるものが置かれています。本棚の前、カップボードの前と、ゲートは増える一方。人間側は、家の中で、ハードルの練習をしているみたいでひと苦労。これも誤飲対策のため、必要なんですね。
[PR]
# by puppy_Benji | 2016-09-09 10:14 | パピーウォーカー | Comments(0)