盲導犬パピー、ベンジーとの10か月とその後。 文筆家+牧師の奥さん、宮葉子のブログ


by 牧師館のお茶会
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1月に行った盲導犬の里、富士ハーネス。誕生から引退まで、盲導犬の一生をトータルにケアする施設。ベンジーは2か月齢までここで暮らしたはず。覚えていたかな?

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これがハーネスの全景。広大な土地、前面にある冬枯れ中の芝生は、ドックランの一部。こんなところでのびのび走り回っていたベンジー、路地の狭い下町暮らしになるとはびっくり?

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ガラス張りの施設は、どこからでも美しい富士山が見えます。

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ベンジーは、富士山よりも、フリスビーが好き。

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玄関では、巨大犬がお出迎え。平日だったせいか、施設内にいたパピーはベンジーのみ。というわけで、盲導犬のデモンストレーションを見学に来た人たちに、大人気でした。いつでも、どこでも、パピーがいると、みんなつい、顔がほころびます。

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ソックモンキー。うちにあるのとそっくり。

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カフェラウンジで、ゆったり過ごせます。グランドピアノまで完備。

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盲導犬に関するたくさんの書籍を集めたあゆみふじまる文庫。

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ここでデモンストレーションが行われました。 PR犬のお仕事のひとつです。ベンジー、静かに見ていました。

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近くには牧場もあって、美味しく楽しい旅となりました。ベンジーにとって、初めての遠出。揺れが苦手そうだけど、着いてみれば大満足の1日。大自然の中にいるベンジーは、いつも以上に嬉しそう。人も、同じ。深く息をつける暮らし。陽気なベンジーに似合いそうですね。さあ、どんな道がベンジーには待っているかな。

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# by puppy_Benji | 2017-06-02 22:49 | パピーウォーカー | Comments(0)

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昨年の7月に始まったパピーウォーカーが終わった。
修了式は5月21日なので、すでに2週間が経っている。
ベンジーは日本盲導犬協会の神奈川訓練センターに入所して、
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちと共に訓練が始まった。
これから1年近く訓練を続け、
その中で、適正が見極められていく。
盲導犬になるのは、訓練犬のうち3割ほどの狭き門だ。

パピーウォーカーは1年もなく、
ほぼ10か月間だった。
じつは、修了式は予定よりも1週間早まった。
定例のレクチャーの際、日程が発表になったときには、
一瞬、会場が、しん、とした。
パピーウォーカーさんたちからため息。そんなぁ、と。

10か月は短い。
そう、本当に短い。
でも、蜜月とも言えるパピーとの日々は、
深く、濃かった。
そして今、
やりきった爽快感。
こういうのを、ミッションコンプリート、とでも言うのかな。

寂しい ? とよく聞かれる。
うーん、それはそうだけれど、
とにかく「悔いなし」なのです。
大切なお預かりものを、
大切に育ててお返しした安堵感というか。

ただ、ひとつ、
あーあ、ブログをほとんど書かなかったな、
というのが残念なところ。
あまりの忙しさに、インスタと、最後の方は、
ほぼフェイスブックに頼りっぱなし。
友人に誘われて、ほぼ日のドコノコというアプリにも少しだけ。

というわけで、今さらながらブログに戻ってきてみました。
アルバム代わりになればと思って。
ワンツーと散歩と換毛期の抜け毛とに格闘した日々を、
少しずつ思い出しながら。
いちおう、月齢順にアップしていくつもりだけれど、
写真の整理が行き届いていないのでどうでしょう。
本日のベンジーは、7か月齢あたり。

いまや、私のベンジーではなく、みんなのベンジー。
でも、人間が大好きになるように育ててきたから、
最初から、「みんなのベンジー」だったかな。

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毎日、荒川河川敷に散歩に行くのがお約束。大好きだったフリスビー。投げるとひとしきりぐるぐる走り回って、落ち着いたところで、オッケー、カム、の練習。

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こんな顔もします。

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ボーダーコリーのような運動量は必要ないので、地面の草を気にしだしたあたりでおしまい。
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サッカー観戦が大好き。人間ウォッチングも大好き。観察することを好むチカラが盲導犬の働きにつながるのですかね。


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# by puppy_Benji | 2017-06-02 21:15 | パピーウォーカー | Comments(0)
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歩行拒否をクリアし、上手に歩けるようになりました。散歩大好き。いつもご機嫌。

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いろんなところを歩く練習を、ふだんからよくしています。階段、歩道橋、排水溝の上、マンホールなどなど。エレベーターもよく乗ります。エスカレーターは未体験。どこかで乗せてもらえるように頼まないといけませんね。

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電車のそばもへっちゃら。毎日、電車を見せてますから。いつかこれに乗るかもしれないよ、と話しかけてます。

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# by puppy_Benji | 2017-02-01 22:26 | パピーウォーカー | Comments(0)
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「パピーウォーカーを実際にしている人を初めて見た」。
どこに行っても、こう言われる。
テレビ番組で取り上げられることが多いので、
PWの働き自体は知られているようだ。
ただ、
「現在、犬を飼っていなくて、犬が好きな人」
という条件をクリアするのは、
案外難しいと思うので、
実際に面接まで申し込みをする人は少ないのかもしれない。

結婚した当初から、
PWをしたい、と夫が言っていた。
友人の役者さんが、
テレビドラマで PWの役をしたとかで、
話を聞いて、すっかりその気になってしまったらしい。
私は特に関心はなかったのだけれど、
毎日一緒に暮らしていればやはりね、
関心もうつってくる。

いつかね、きっとね、と言いながら、
まずは自分たちの犬と暮らすことになったので、
どちらも言い出さなくなっていた。
でも、12年間暮らしたメルが急死してからしばらくして、
次はPWだね、とどちらかともなく口にしていた。

もう一度、ボーダーコリーと暮らしたいとは思っている。
だから、 PWに登録する前に、
ボーダーコリーの保護活動をしているレスキューボランティアの譲渡会にも
出かけてみたりした。
久しぶりに近くで見るボーダーコリーに嬉しがりながら、
ボランティアの人たちと、
「やっぱりボーダーがいいですよね」
などとたわいのない会話をあれこれと。

でも、犬と暮らすということは、
10年以上は家族になるということだから、
そう簡単に決めるわけにはいかない。

期間限定で家族となっているベンジーと毎日接しながら、
ゴールデンレトリバーの優しさや、
人懐こさに驚嘆して、
教会暮らしには、こういう犬種の方がいいのかもね、
などと、ベンジーがいなくなった後のことを、
ぼんやりと考えてみたりもする。

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ふだんは近場の荒川河川敷へ散歩。でも、ときどき隅田川にも。この辺りは再開発されたまちなので、公園がよく整備されていて、パピーとの散歩には助かります。

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メルがいなくなって思ったことは、犬との暮らしは楽しいことしか思い出せないということ。だから、いずれベンジーがいなくなって寂しいだろうけれど、やっぱり嬉しい気持ちだけが残ると思っている私。犬に関しては、とっても楽観的。

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# by puppy_Benji | 2017-01-28 21:39 | パピーウォーカー | Comments(0)
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ベンジースマイルに会うと、みんなつられてにっこり。

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こんなお兄さんの顔もできます。瞳がきれい。



兄弟犬の中でも、人懐こさはビカイチと言われているベンジー。
人懐こい、人が好き、というのは、
盲導犬には大切な要素らしい。

牧師館暮らしは、
毎週、いろんな人がやってくる。
教会の人たちは大半が犬好きさんなので、
礼拝後、ベンジーに会うのを楽しみにしている人も多い。
グッド、グッド、と褒められてなでなで。

老若男女問わず、小さい子どもだってベンジーはへっちゃら。
でも、犬と暮らしたことのない小さい子は、
自分より大きいベンジーを見て、
一瞬にして泣き出してしまう。
ベンジーの方は、泣かれたってお構いなし。
ゴジラなみのしっぽをぶんぶん横に振って、
小さい子たちにも、ねぇ、遊ぼうよ、遊ぼうよ、
とぐいぐい迫ってくる。

ベンジーが人や犬に対して怒ったのを見たことがない。
だから、工事現場のおじさんたちに、
ベンジーは大人気だ。
とくに交通整理をしているおじさんたちは、
ベンジーが尻尾を振ると、
自然と手を出してよしよしという仕草を見せる。

盲導犬の繁殖犬は、
選びに選ばれた個体だと聞いている。
パピーたちは、その母犬と父犬から生まれたサラブレットだ。
めんめんと続いてきた盲導犬の記憶が体を流れ、
そして、 大勢の人たちの愛と努力によって、
盲導犬にふさわしく育てられていく。
それでも訓練所に入れるのは3割程度だから、
盲導犬というものが、
どれだけ特殊な働きなのかと思わされる。
人間の願いの結晶、といでも言おうか。

盲導犬ができることは限られている。
曲がり角を知らせる。
障害物を知らせる。
行き止まりを知らせる。
おもにはこの3つだ。
ナビゲーションシステムのように、
臨機応変に状況を判断して誘導するのではまったくない。

小さなベンジーを通して、
私たちもいろんなことを教えてもらっている。
結局は、人と人が声をかけ合うことで、
いろんな事故も防いでいける。
当たり前だけどいちばん大切なことをまた、
犬に教えてもらっている毎日だ。

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# by puppy_Benji | 2017-01-23 11:18 | パピーウォーカー | Comments(0)