盲導犬パピー、ベンジーとの10か月とその後。 文筆家+牧師の奥さん、宮葉子のブログ


by 牧師館のお茶会
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カテゴリ:まち( 3 )

京都の水辺を歩く


2年ぶりの京都は、真夏のような晴れ続きだった。

旅の印象は、空の色で大きく変わる。
前回の京都は、梅雨の土砂降り続きにあたったせいか、
どことなく陰鬱だった。

けれども、今回は、最初から最後まで、
晴れやかな旅となり、
いつも以上に縦に横にと、
まちを歩き回って過ごした。
とくに水辺。鴨川をそぞろ歩き、
琵琶湖疎水だとか、白川沿いだとか。
ベタ、と言ってしまえばそれまでだけど、
ベタ、にはやはりそのよさがあって、
京都の水辺はやっぱりなじむ、などと思って嬉しがった。
なにより、水が澄んできれいなのがいい。
そして、振り返ればちょうどいいサイズの山があるのもいい。
方角を知りたければ、
東京スカイツリーではなく、山を見る。
まちというものは、やはりこうでなくてはね、
と思ってみたりもする。

初日、美術館の多い岡崎にで出かけた。
お目当ての細見美術館が閉まっていたため、
京都動物園の前でぼんやりひとり川を眺めていたら、
何やら黒い大きなものが、突然、水面から顔を出した。
や、かば。いえ、黒豚 ?
ざんぶりと水から上がるや、
取り憑かれたような勢いで走り抜けていくかたまりに、
なんだ、なんだ、と気圧されてしまう。
京都の水辺には、ああいうケモノまで普通にいるのかしら、
と妙に感心して再び歩き始める。

その夜、ホテルのテレビで、
京大でイノシシが捕獲されたというニュースを見た。
まさか、あれ。
山に住むイノシシが、
環境の変化によって、
川や海を泳いで渡る能力を身につけて、
どんどんまちに姿を現わすようになったらしい。

家に来たイノシシを捕獲して食べたら、
ハンザイになるのかしらね、
などと、くだらないことを夫としゃべる。
どちらも、調べてみるようなことはしなくて、
ずっと昔、
両国で食べたイノシシ鍋の味を思い返して
その会話は終わった。

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水路閣。撮影によく使われるので、何度も見ていた気でいましたが、実物は初めて。想像していたのとは違って、森の中にあるようなロケーション。「レンガ」という建材には、昔から魅せられてきました。丈夫なのはもちろんですが、処分に費用がかかるため、そのままになっていることも多いようです。そうして残っていくうちに、時代がぐるりと回って、いいよね、ということになるものは多いですよね。

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ねじりまんぽ。面白い名前。レンガの積み方がねじれていて独特です。

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廃墟感漂う建物。何、いったい ? と思ったら、初期の水力発電所でした。今はもっと近代的。ブラタモリで紹介されていましたよね。

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鉄策に囲まれており、地下都市みたいに見えました。

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毎年5月から始まる鴨川名物の川床。

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by puppy_Benji | 2017-06-20 23:08 | まち | Comments(0)
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http://http://sooo-dramatic.com/cate-event/697

Soooドラマチック、という台東区入谷にあるイベントスペースで、
今週の金曜日に夫婦で出演する。
昨年から、トークと言えば「アン」という感じだったのだけど、
久しぶりに墨東のキリスト教史の話だ。
いつも2人で行動している私たちなのに、
教会外の場で、トークで2人でというのは初めてかも。
どうなることやら、今からどきどき。
私の担当は、教会のあるまち、墨田区鐘ケ淵を中心に、
ひとりの女性にスポットを当てつつ、時代を辿っていく物語。
お寺や神社だらけのこの下町に、なんで古くからこの小さな教会があるんだろう ?
結婚当初、こんな素朴な疑問から始まって、少しずつ調べていった物語だ。
画像を見ながら、みなさんといっしょに、旅するようにお話できればと思っている。
夫の方は、江戸のキリシタン史のことなど、幅広く。

Soooドラマチックは、もともとは浅草に拠点を構えていた働きだが、
何にもないところにあえてという心意気で、入谷に移転し、
「現代の公民館」を目指しているらしい。
まちと人をつなぎ、人と人をつなぎ、まちを足もとから元気にしていく。
新しい流れをまちに作っていく際に、古きからも学ぶ。
この柔らかい姿勢が、頼もしい彼らだ。

それにしても、私はやっぱり教会という建物、
そして教会というものの有り様が好きなんだな、と思う。
120年も会堂を作り続けているサグラダファミリアを見たいと思ったのも、
それはいったいどういうことなんだろう、と自分の肌で感じてみたかったから。
時代が一巡して、古いと思っていた教会の有り様は、
地域に根ざした「コミュニティ」そのものだわ、と思う。
まあ、アメリカ西部開拓時代のように、コミュニティの中心にはなれなくとも、
コミュニティのひとつぐらいにはなれるはず。
規模や人数とか、大きさに惑わされず、
今いるところ、今ある人間関係を大切に紡いでいけばなどと、
話の準備をしながら思ってます。

予約不要ですので、少しでも気になりましたら、当日ふらりとお立ち寄りください !

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まだまだ建設中のサグラダファミリア。これは今年の10月に撮影。
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何がすごいって、天井がそれはもう。とてもカメラでとらえきれません。
でも、建物はもとより、教会の根幹をなす礼拝と祈りを大切にしているというころが、
サグラダファミリア建設の要なのでは、と個人的には感じました。
建物が未完成であろうと、
経済的必要もあってか(入場料が高いのはそのためでしょう )観光客だらけになっていようと、
毎日朝晩と地下礼拝堂で礼拝が捧げられ、
祈りのスペースでは人々の祈りが捧げられていました。
私も祈りに参加してきました。
そもそも、自分たちの教会を作ろうと、
庶民たちが貧しい中からも、お金を持ち寄って始まった会堂建築プロジェクト。
こういうところにほろっときます。
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by puppy_Benji | 2015-11-25 11:30 | まち | Comments(0)

奥多摩の森のパン屋さん

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小さなごあいさつに出会って、ふと嬉しくなったので、ガラケーでシャカッ。

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ここは奥多摩のベーカリーカフェ、nocoさんの駐車スペースだ。
車で通りがかって、気になった。勘が働いたというか。
入ってみると、私の好きをたくさん発見できる店だった。

高い天井と、大きい窓。そこから見える木々。
自由度の高い空間のもとは何かな。
オーナーに尋ねてみると、機織り工場から家具工場へとリノベされ、
さらに、昨年から、この店になったという。
「コウジョウ」ではなく、「コウバ」。
ああ、だから好きな感じなんだと納得する。
作っているものは変わっても、
物作りの現場の匂いとでもいうものが、そこかしこに降り積もっている。

小林敏也さんの画集・宮沢賢治が並んでいた。
しかも、『猫の事務所』。
あら、こんなところで。少し照れくさいような。
これまた尋ねてみると、
小林さんのアトリエ山猫がすぐ近くにあり、この店にもよくいらっしゃるのだとか。

公私ともにメルとよく行った奥多摩だけど、今回は初めての犬なし。
寂しさはあるけれど、
新しい出会いも与えられて、毎日がこうして進んでいくんだな、なんて。


店内に置いてあったチラシをリンクしておきます。賢治作品の幻燈会。小林敏也さんも出演されるようですね。いいな。
『セロ弾きのゴーシュ』幻燈会
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by puppy_Benji | 2015-10-10 00:31 | まち | Comments(0)