盲導犬パピー、ベンジーとの10か月とその後。 文筆家+牧師の奥さん、宮葉子のブログ


by 牧師館のお茶会
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カテゴリ:庭( 3 )

ゴールデンウイーク明けには来ると期待していたパピー。
これがなかなか現れない。
候補生が決まる1か月前には連絡が来るらしい。
仮に6月としても、実際に来るのは7月だ。
パピーウォーカーになるのには、
待機時間がずいぶん長いものだと思い知った。

だから、まだ見ぬ犬のことではなく、
日々はメルのことを思って過ぎる。
相変わらず私は、
目には見えなくとも、メルと一緒のリアルさをもって
ときどき散歩に出かける。

パピーを迎える庭整備も、いまだやりかけだ。
5月に入ってからの異常な暑さで、
花壇のパンジーはよれよれとなり、
桑の実はあっという間に赤くなったと思ったら、
どさどさと落ちて地面を汚す。
どうするんだろう、この桑の葉の茂り具合は。
困った気持ちで成長し続ける葉を見上げていたら、
中華料理屋で200匹の蚕をもらったという知り合いが、
家族連れで蚕の食糧とすべく、桑の葉をもらいに来た。

桑の葉の問題は、いったん解決。
さて、次はバンジーだ。
バンジーが終わると、初夏はいつもインパチェンスに決めている。
今回のパンジーは8か月間もがんばって咲いてくれた。
本当にお疲れさまでした。

急遽、九州を支援するチャリティーコンサートを教会で開くこととなり、
ならばきれいにしておかないとね、
と思い立っていつもの園芸店へと繰り出した。
下町で暮らすようになってから、
いえ、ひとり暮らしをするようになってからだから、
もうずいぶん久しく車の運転をしていない。
夫にお願いをして、園芸店へ連れて行ってもらう。
もし、本当に必要になったら運転を習いなおすよ、
とは言ってあるものの、
その言葉がどうもインチキっぼいな、と自分で知っている。
運転をしていた私は、
どこかに行ってしまったのだ、きっと。
連れていってもらう。甘いな、私。
と思うものの、家族だからいいかな。

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初めて使った化成肥料の威力はこの通り。
やはりコワイくらいなので、
今回限りにしようかと思っています。
白い花から、赤い色に変化してく不思議な植物。名前、忘れました。


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シルバープリペットも、元気いっぱい。
5月の2週間ほどだけ花盛り。
それが過ぎると茶色くなって、粉々。後始末が大変。
この季節だけの楽しみ。

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なんと、インパチェンスがほとんど売り切れ。
仕方なく、桃色のバーベナと合わせることにしました。ピンクな気分。

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黄色い花を、地面のあちこちに植えて、ハッピーな雰囲気作り。

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フェンスにからませようと、スタージャスミンを買ってみました。

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ハイブリッドな品種のゼラニウムは、人目を惹く鮮やかさ。


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周りの風景は、いかにも古くからの下町です。
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by puppy_Benji | 2016-05-30 23:00 | | Comments(0)
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昨日、入稿が終わって、予定通りに出版できることになった。
今月中には出荷。憲法記念日に発売される。
タイトルは『憲法に愛を読む』。
そうなんです。『赤毛のアン』の次なるテーマは、『憲法』。
どこにつながりが ? いえいえ、あるんです。
ぜひ、手にとっていただければと。

憲法について書こうと思ったきっかけは昨年の4月が始まりだった。
本の構想は夏ごろから。
でも、実際に書き始めたのは今年に入って、なんと2月半ばから。
書けるかな、いや、書かなくては。
とまあ、とにかくいてもたってもいられず、
えいやっとパソコンに向かった次第だ。
だって、この日本の状況。黙っていられません。

時間がない、ない、ない。
というわけで、家事も庭仕事もこなしていくのに必死だった。
でも、今年はいつになく庭づくりに気持ちが入っている。
というのも、これからパピーを迎える予定だからだ。
日陰なので諦めていた牧師館前の小さなスペースを、
パピーと触れ合えるコーナーにしようと計画中。
日曜日、礼拝の後、子どもたちが自由にパピーと遊べる場所にする予定だ。
たくさんある自転車を移動して、
フェンスの周りの地面を掘り起こして、培養土やパーライトなんかを足したり。
なにしろ粘土質、湿っぽい土なので、どこまで変わるかと危ぶみつつも。

ボーダーコリーのメルが亡くなったのは昨年の6月だった。
10か月は経っているけれど、
ますますメルが共にいるという感覚が強まる不思議さ。
そうは言っても、リアルにあのふわふわとした毛に触れたい。
そう思うとき、悲しいというのではなく、

とにかく会いたさが募るという感じだ。
庭仕事をしていると、教会の前を近所のボーダーさんが通る。
私の傍を、ふんふんと、すまして通り過ぎる。
あ、触らせて、と顔見知りの飼い主さんに、お願いしてしまう。
かわいいなぁ、きれいだなぁ、と毎回同じ感想、同じため息。ふう。

犬のいない暮らしなんて。いつもどこかでこんなことを考えている。
もう一度、ボーダーと暮らしたい。
でも、その前に、
前々からずっと興味のあったパピーウォーカーをすることに決めた。
パピーと暮らすのは1年だけだ。
手放すのは辛いでしょう、
と犬好きな人たちから、
まだ始まってもいないのに、さんざん言われる。
でも、盲導犬として活躍してくれるならば、それは嬉しいこと。
盲導犬の犬種は、ラブラドールかゴールデンだ。レトリーバー。
狼に近い凛々しいボーダーとは違って、愛嬌のある犬種。
先日、訓練を見学させてもらったのだが、
気難しいボーダーに比べれば、拍子抜けしそうなほどフレンドリーだ。
会ったばかりの夫に、

飛びつく、顔をペロリ、座っていてもにじり寄ってくる。
和むなぁ。

申し込み、説明会、面接と進んで、今はパピー待機中の身の上だ。
長い場合には半年はかかるというので、うんと先かもしれない。
こんな風に、まだ見ぬパピーを楽しみに待ちながら、
やっぱりメルに会いたいと思う日々なのです。
もちろん、来てくれたら、うんと可愛がろうと思ってますよ。
パピーウォーカーの使命は、
なんと言っても、愛情たっぷりに、可愛がることだそうなので。

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ハウチワカエデ。この2、3日で、急成長。
この時期、プロペラみたいでかわいいんです。

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クリスマスローズ。
肥料を切らさなかったので、今年は花をつけました。
あ、写真には花が見えませんね。

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教会の花壇の縁どりは、ヒメツルニチニチソウ。
たくさんの愛らしい花をつけています。

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春花壇は新しく真っ赤なゼラニウムを植えました。
ようやくひとつだけ開きました。

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カロライナジャスミンは何年も前からあるのですが、
いまひとつ増えません。
この場所、あまり好きではないような。

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オダマキ。これが増えると、野趣があっていいんですよね。

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チェリーセージ。

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セールで買ったクレマチス。いつも水切れ。
植え替えてみました。

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日曜日、教会のお墓にみんなで行きました。
まだ桜がいっぱい。
お墓も植物を植えておめかし。
シンボルツリーはオリーブにしました。品種は「ミッション」。

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by puppy_Benji | 2016-04-14 23:59 | | Comments(0)
9月にある読書会でコラボさせていただくプランツスタイリスト井出綾さんの花合わせの写真です。『秘密の花園』のイベントに使えるような画像をお願いします、と無茶なリクエストをしたところ、綾さんらしい花園が届きました。会場は目黒区にある綾さんのアトリエです。植物に関心のある方も、ぜひご参加ください。リンクしておきます。またまだ募集中です。
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© Ide Aya

✴︎詳細、お申し込みはこちらまで。
バーネット『秘密の花園』読書会

教会の庭の話。
スカイツリーから見れば一目瞭然だが、
「土」と「緑」が極端に少ないまちである。
23区で唯一 JAがないのだとか。
だから、うなぎの寝床状態の敷地とはいえ、
「土」と「木」があるのは、恵まれているのかもしれない。

でも。と続けたくなるのは、管理の大変さを身にしみて感じているから。

この夏は、猛暑と雨続きで、8月中は庭に手が出せずにいた。
この間、庭の木々と雑草は、自由を謳歌し、伸び放題。恐ろしい。
見て見ぬふりをしていたのだけれど、ついに秋に向かって手入れを始めた。

庭といっても、日曜日は駐車場に様変わりするため、思うようには植えられない。
自分の庭とは言えず、やはり教会の庭。
でも、私がほとんど管理人となっているのが現実。
教会の子どもが、
「ヨウコセンセイは、どうしてこんなに植物を育ててるの?」ときく。
あれま。これは、みんなの庭なんだよ、と力説したくなる。
でもまあ、小学2年生の彼はこの庭が大好きで、
夏は何度か水撒きを手伝ってくれた頼もしい助っ人だ。
目くじらをたてるなんておとなげないかな。

庭は道路に面しているので、日焼け対策用のヘンテコななりで作業していると、
いろんな人に声をかけられる。

昨日は、アフリカの人が近づいてきて、教会の礼拝のことなどを聞いてきた。
お互いに怪しい英語でいろいろ話しているうちに、
「同じキリストにある兄弟姉妹ですから手伝います」と申し出てくださり、
断っても断っても、動こうとしない。
ビザまで見せてくれて、ほら、短期宣教師なんですよ、と。

うれしいけれど、庭を整えていくには段階があって、
今はまだ、どうしてもひとりで考えながらやりたいところなのだ。
「庭仕事は私にとって祈りなのです」とかなんとか怪しい英語で言ってみたら、
なーるほど、そういうことか、と理解してくださった。
今度一緒に祈りましょうね、と見送ってほっ。

その前は、近所でボーダーコリーを飼っている人が、
散歩帰りに声をかけてくださった。
わたしは夏にメルを見送ったばかりだから、
ボーダーコリーのあの美しい姿を間近で見たくなって、思わず手を休める。
いいなあ、きれいだなあ。賢そうだなあ。好きだなあ。触りたいなあ。
いろんな気持ちがあふれてくる。
でも、ボーダーさんは距離を大切にする犬種だから、
見るだけにとどめておいた。

本日は、おじさんが立ちすくんで私が落ち葉を掃く様子をじっと見ていた。
こんにちは、とわたしから声をかけると、
「それ、札束 ?」と言う。「タヌキがいないとねぇ」とわたし。
下町暮らしも長くなって、これくらいのやりとりはできるようになった。

下町のガーデニング風景は、こんな感じで過ぎていく。

『秘密の花園』を書いたバーネットのエッセイを読んでいたら、
こんな一節が出てきた。生涯、庭を愛した人だった。

「庭を持っているかぎり、
ひとには未来があり、
未来があるかぎり、
ひとは本当の意味で生きているのです。
ただ地球上のある空間を占めているというだけでなく、
積極的に生きつづけてこそ、
人生は生きるに値するのですから。
未来を望みみる姿勢のあるなしこそ、
二つの生き方の分かれ目だとわたしは思っています」
(『白い人びと』よりエッセー「庭にて」みすず書房から引用)

庭をもっているかぎり、未来がある !


著作の多い井出綾さんですが、この本には私もメルと一緒にちょこっと出演。今となっては、よい記念となりました。
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by puppy_Benji | 2015-09-05 17:49 | | Comments(0)