盲導犬パピー、ベンジーとの10か月とその後。 文筆家+牧師の奥さん、宮葉子のブログ


by 牧師館のお茶会
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カテゴリ:お茶( 1 )

紅茶の時間をふたつ

浜松で連れて行っていただいた紅茶とコーヒーの専門店で。
好きなカップを選べる幸せ。
若草色の服を着ていたせいか、目があったのはこのカップ。
ヘレンドを使わせていただけるとは、贅沢な午後のお茶会となりました。
ガラケーで撮ったので、イマイチな写真ですが。

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5月には、ふたつの講演会があった。
ひとつは浜松。
新幹線で通り過ぎるだけだったまちに、
初めて降り立った。
浜松在住の知人いわく、
「そういうまちなんですよ」だそうだ。

彼女は浜松生まれではない。
夫の仕事の都合で長くその地に暮らしている。
とはいえ、
すっかりそのまちを自分のものとしている様子で、
私の待ち合わせまでの時間を、
ランチに紅茶にと、自由自在に案内してくださった。

講演会のため、
憲法だらけの頭の中を、
「アン」まで戻すためには、
切り替え作業が必要となる。
人生何度目かさっぱりわからないが、
大切なのは、『赤毛のアン』を読み返すこと。
これを通過しないと、
私は人前でアンの話はできない。
理屈ではなくて、
その時に感じるアンを、
みなさんに分かち合いたいと思うから。

講演会にはたくさんの女性たちが集まってくださった。
今回は、ふだん教会に集っている女性たち向けに、
心を整えていくようなお話が演題。
とはいえ、リフレッシュをかねて、
第一部はアンのお話。
第二部は、ことばと思いのお話とさせていただいた。

9割近くの人が、『赤毛のアン』を読んでいるとうかがい、
なんとまあ、アン度の高い集まりよと嬉しくなる。
著書の販売会もしていただき、
サインとなるわけだけれど、
ご自分の愛読書であるアン本に書いてくれ、
という方もおられる。
うーん、それはモンゴメリが書いた本だから、
モンゴメリのサインが筋というものよ、
と思って躊躇してみる。
しかも、英語の原書だし。
とはいえ、ご自分からお年を告げてくださり、
あと何年生きられるものか、
などとおっしゃるので、
はい、わかりました、と感謝してサインさせていただいた。
私のサインがこの時間を思い出すツールとなって、
何かその方の心によきものがもたらされるのならば本望だし。

一方、日本国憲法はというと、
全文を読んだことのあるのは3人ほど。
おやおや大変だと、奮起して憲法の話も少しだけ。
私の憲法本にも子どもの本が出てくる。
アンと遠い話でもない。
と言ってはみるものの、
憲法=政治、という図式が、日本人には刷り込まれているようなのだ。
回避するというか、一歩引いておきたいというか。

私の本棚には、アンも憲法も、仲良く並んでいるんだけどな。

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新幹線まで時間があったので、
教えていただいたカフェに行ってみると、残念ながらお休み。
いつかまた、ということで記録を一枚。

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私の好きそうな民芸の器が置いてある雑貨屋さんで教えていただいたお店。
ここも、ちょうど休憩時間で入れず。


浜松市楽器博物館
浜名湖は車で一周すると2時間くらいかかると聞いて、びっくり。
宿泊したバイブルキャンプ場は、湖畔にあるとはいえ、
近くの地形は山あり谷あり、簡単には湖畔に近づけない。
窓から眺めるだけにしておいた。
今回の発見は、JR浜松駅すぐ近くにある楽器博物館だ。
鍵盤楽器コーナーに文字通り釘付け。
私の大好きな古楽器、つまりピアノ以前のようなものが
山ほど陳列されている。
体験コーナーでは、
ひとりで端から試して遊んでみた。
その部屋にいたのは、小さな女の子。
きっと変な大人だと思ったことでしょう。
いつも古いヤマハの電子ピアノを弾いているので、
本物のアップライトを前に、
ホルストの『惑星』なんかを弾いて喜んでいたのでした。
(楽譜が置いてあったので )

もうひとつの講演会は、
駒込にある神学校のチャペルで、
牧師先生50人ほどを前にして。
いつもは女性の前で話をすることが多い。
ダークスーツの先生方を前にしてというのは、
なんとも奇妙な感じだった。
こちらはアンの話ではなく、女性支援の話を中心に。

ここでも本を販売していただいた。
売れるのは『こころのごはん』。憲法の方はなんとか3冊。
うーん、憲法という単語のハードルは思った以上に高いのかも。
ところが、その夜だったか、
アマゾンで大変よく売れていると版元の営業さんが教えてくださった。
やれやれ、よかった。
選挙まで、あと少し。
なのに、ネットやテレビや新聞を閉じてしまうと、
そんな気配すら感じられない。

個人が考え続けること、大切な情報をつかみ続けること。
これにつきるな、とあらためて思う。

話を戻すと、
駒込には私の好きな紅茶専門店がある。
霜降り商店街にある地元の紅茶屋さんという風情。
「オレンジペコ」という店で、
古くから変わらぬスタイルで営まれている。
講演会の後、夫とふたりでお疲れさま会と称してこの店へ行った。
その前に、神学校の事務室へ挨拶にうかがうと、
コーヒーとシフォンケーキを用意してくださっていた。
4人の牧師先生たちと、
アグローという女性団体の会長さんとともに、
一次会ならぬお茶会。

5月も、たくさんの出会いや再会があり、
その数だけ、お茶の時間があった。
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by puppy_Benji | 2016-05-29 12:12 | お茶 | Comments(0)