盲導犬パピー、ベンジーとの10か月とその後。 文筆家+牧師の奥さん、宮葉子のブログ


by 牧師館のお茶会
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カテゴリ:建築( 6 )

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目白の聖母病院。歴史を感じる佇まい。

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築50年以上経つ聖堂と修道院を、健診センターと聖堂に再建築。
行ってみると・・・

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こんなにシンプルでモダンなカトリックの聖堂が。
折れ壁と折れ屋根の構造は、折り紙細工からヒントを得たのだとか。
2011年度のグッドデザイン賞を受賞したと知り、なるほど。
いつまでも座して、祈りたくなる空間。

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ステンドグラスは、以前のものを再利用。

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全体像は、この日持っていたカメラでは捉えられず。望遠がなかったもので。

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聖堂の脇を裏手に回ると、こんな広がりのある風景が。
崖下は住宅という立地。
たくさんの人たちが、この病院内の庭から、
まちを見下ろしては、たくさんのことを考えてきたのだと思います。
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by puppy_Benji | 2016-04-25 23:05 | 建築 | Comments(0)
1929年に建てられた目白聖公会。
それ以前は、病院をリノベして礼拝堂にしていたそうです。
東京では唯一の戦前の聖公会の建物。
目白通り。商店が立ち並び、人の暮らしが息づく通りに、
当たり前のように建っています。これが目白のまち。
カウンセリングの授業が終わって前を通ると、
いつも扉が写真のように開いています。
入っていいよ、というサインかな。
 
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このところ、教会建築シリーズとなっている。
どの写真もかなり前に撮ったものだ。
ようやくブログを書く時間と気力が生まれてきたので、
この際、画像をアップしておこうかと思っている。
ささやかなメモ程度の「記録」のつもり。
歴史を重ねてきた建物が、いつ消えていくかもしれないので。
などと書いたら、現在使っておられるみなさんには失礼かとも思うが、
実際になくなるという意味だけではなく、私の記憶の中のことも含めて。

「いつか」ではだめだな、と最近思う。
思ったときに書いていく。思ったときに動いていく。日々を大切にしていく。
むやみに人を巻き込んだり、自分が疲れ果ててまで、などとは言わないけれど、
気持ちはいつでも身軽であり続けたいとの願いを込めて。

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聖公会から始まった大学が母校だったので、
「聖公会」と聞くと、気持ちの上ではなじみがある。
けれども、大学時代には、教会にも聖書にも見向きもしない人で、
チャペルは結婚式をするくらいの場所にしか考えていなかった。
今から思うと、学生向けに毎日礼拝が開かれていたのに、
もったいないことをしたと思う。

ただ、聖公会は、カトリック的な要素が多分にあり、
私たちの礼拝とは様子が少し違うので、多少の偏見を持っていた。
儀式だとか、聖職者の服装だとか、大仰さが目についてしまう。
でも、これは、たまたま大学で体験したのがそうだったということで、
それをすべだと思ってはいけないな、と最近は見方を変えている。
外の人間が、
礼拝の形式をその歴史や事情も知らないでうんぬん言うのは、失礼だから。
礼拝も時代とともに変わっていい部分は変わっていく。

昨年のクリスマスに、神田にある聖公会の礼拝に出席させていただいた。
よく練られたプログラム、鍛錬された奏楽、
そしてルパン三世のアニメ「カリオストロの城」に登場するような、
金ビカの被り物をはじめとして、
聖職者たちの服装、道具など、特別な感じを醸し出しているところなど、
視覚的にも聴覚的にも、そのドラマチックで荘厳なすべてに感嘆と敬服。
ひとつひとつに意味があり、十分に準備された中で、
パーツが組み合わさっている。
とは言え、自分の夫があれを身につけたらと想像すると、
それはやめてよね、と言いたくなるのだけれど。
説教も、聖書の本質から情熱的に語ってくださった。
礼拝で、聖書、みことばがそのまま、神さまの情熱と共に語られる。
この当たり前のことが、何よりも大切だとつくづく思う。

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美しいステンドグラスは、英国の修道院から寄贈されたらしい。
もちろん美しい。100年以上も前のものだという。
でも、私はこういう木造の時間の流れをリアルに感じるものに惹かれる。
へそ曲がりかな。

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木造とステンドグラス。長い時間を経た建築。
五島列島で訪ねた教会に雰囲気が似ているような。
この日、少しお祈りを捧げてから、ふたたび目白駅に向かった。
ふだんの暮らしの、ふだんの教会。
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by puppy_Benji | 2016-04-22 11:38 | 建築 | Comments(0)
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目白ヶ丘教会は、フランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新の設計。
カウンセリングの授業の後、ふと思いついて立ち寄ってみた。
勝手知ったる「教会」とは言え、
知り合いがいるわけでもなく、約束したわけでもないので、少しどきどき。
迷惑にならないように、静かにそおっと。
幼稚園が併設されているせいか、人の出入りは日中も多いようだった。
中にいる人に声をかけてみると、見学、いいですよ、と快いお返事をいただいた。
ほっ。感謝して、会堂に入らせていただく。

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講壇の上には、幼稚園で使った名残り。
小さなお友だちの姿が見えるかのようだ。
生きている教会。いいなぁ。

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ヘンリー・ナウエンのことば。
「キリスト者の共同体が癒しの共同体であるのは、
そこで傷が癒され痛みが緩和されるからではなく、
傷や痛みが、新しいヴィジョンの生ずる場や機会となるからにほかならない。
こうして告白しあうことは希望を深め合うこととなり、
弱さを分かち合うことは、来るべき力のすべてを思い起こさせることとなる。」
(『傷ついた癒し人』日本キリスト教団出版局 )


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by puppy_Benji | 2016-04-20 22:30 | 建築 | Comments(0)
霊南坂教会のステンドグラス。私はこの部分の図柄がいちばん好き。
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春、いくつかの教会を訪ねた。
大きくても、小さくても、教会というだけで親しく感じてしまう。
今回の地震では、熊本の教会も、ずいぶん被害を受けていると聞いている。
教会関係の友人たちは、本日からトラックを運転して物資を運んでいる。
行く人、動く人、残る人と、さまざまだ。
私はせめて祈る人でありたい。

霊南坂教会を訪ねたのは、少し前のこと。
雑誌の対談の立会いをさせていただいた。
こういう教会の牧師の奥さんだったらどんな気持ちだったかしら、なんて想像をちらり。
まあ、私の気質として、フリーランス志向なので、
小回りのきく教会でないと、ぷすぷす文句を言っていたかもしれない。

でも、雨風の心配をしないでもいい堅固な会堂には、少しばかり羨望。
昨日からの風で、隣家のアパートから、
酎ハイやビールの缶が、牧師館の裏庭にどしどし飛んできている。
木造家屋の密集地、こういう暮らしですからね、ついこんなことを考えてみたりするわけです。

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全体像はこんなに華やか。

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ここが、大礼拝堂。見上げると立派なパイプオルガンが。
かつて、百恵ちゃんが結婚式をしたことで一躍有名となった教会でしたよね。
でも、百恵ちゃんてだれ ? という世代も多くなりましたか。

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どうしても、こういう片隅の空気感が気になります。

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上の階には、小礼拝堂があります。
ここは建て替える前の建材を利用しているそうです。
言わずもがな。こちらの方が、大礼拝堂よりも惹かれます。

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黄色い窓ガラスから差し込む光で、不思議な雰囲気を作り出しています。

霊南坂教会
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by puppy_Benji | 2016-04-18 22:39 | 建築 | Comments(0)
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目白にある中村彝(なかむらつね)のアトリエ記念館。まちづくりの一環として、再生保存され、一般公開されています。アトリエ部分は、ほとんど建設当時そのままだとか。中村彝アトリエ記念館



今年もブログから遠のいての幕開け。
とはいえ、暮らしはどんどん進んでいく。
気づいてみれば、世の中はチョコレートだらけだ。

1月、新しいことといえば、転校をした。

昨年からカウンセリングを学び直している。
転校といっても、時間の関係で池袋の教室から目白に移っただけのこと。
それでも、目白というまちが妙に肌に合い、
今年最初の嬉しい出会いのひとつとなっている。
歩いているだけで不思議なほど元気が出てくる。
そうして、週に一度、目白に行くことが、暮らしのリズムを整えてくれる。

池袋は、学生時代を過ごしたまちだ。
道のつくりや、公園のサイズ感だとか、
細かいところまで、それなりによく知っている。
なのに、今だにどうしても親近感を持てずにいる。
最大の原因はきっと、あのだだっ広いターミナル駅のせいだと思う。
東西二つの巨大な百貨店が脇をかため、地下商店街が複雑に入り組み、
どこを向いても、店、店、そして人。
ぼんやりすることを許してくれないような人口密度。
私は池袋の駅構内を歩くと、小さい箱に無理やり詰め込まれたミツバチさながら、
ぶんぶんうなりたくなる。

池袋から目白までは徒歩でも行ける。
学生時代、ケーキ屋なるものや学習院大学に誘われて遊びに行ったこともあるまちだ。
でも、「通う」のは初めてなので、少しずつまちを知っていく楽しさがある。
駅はこじんまりしている。
ところが、降り立ってみると、目白通りは広々と横に伸び、開放感に溢れている。
学習院大学のおかげか、緑も豊かだ。
古くからの個人店がいい味を出す。しゃれたケーキ屋、カフェ。
個性的な歴史ある建物。
教会だって駅の近くに3つもあるという贅沢さ (私にとっては)。

そうそう、と思い出したのは、子ども時代を過ごした神戸の岡本界隈のこと。
もちろん神戸のように背景に山は見えないし、岡本はもっとずっと小さい駅なのに、
どこかしら似ているような。なんだろう ?

あ。坂道。目白通りと交差する細い道の多くが、坂道になっている。

朝、教室への行きは、坂道を横目に、
ひたすら目白通りを足早に通り抜けて目的地に向かう。
学びを終えてゆったりとした気持ちになってから、帰りは、少々遠回りをして散歩。
坂道を歩いてみたり、建物を眺めてみたり、古本屋や絵本屋に立ち寄ったり。
私の好きな近代西洋建築がいくつかあるので、
時間を見つけて、ひとつひとつ訪ねてみたいと思っている。

神戸っぼい (と勝手に思っている )空気を吸った後、
電車に乗って30分もすれば、自分が暮らすまちに戻ってくる。
墨田区の中でも、ひときわ昭和感漂う地域だ。
駅前から続く通りは、「酎ハイ通り」との異名を持つという話も。
そして、東京スカイツリーラインの鐘ケ淵駅に降り立った瞬間、
ああ、東京とは広いのだ、と毎回思うのでした。

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このアトリエで描いたのは、多くの自画像や静物画。肺結核で37歳で夭折した画家は、17歳からずっと病と闘ってきたそうです。新宿の中村屋が、アーティストたちの支援を熱心にしていた頃に見出された若き才能。この記念館に展示された絵は、精密な印刷物なので、実物はそれぞれの美術館に収蔵されているようです。カルピスのある静物画に見え覚えがあると思ったら、昨年、茨城県近代美術館で見たものでした。メルが死んだその週、悲しみを抱えながらも、何かに押し出されるかのように夫と一緒にベン・シャーン展を見にいったとき、その絵に出会いました。絵の中の静かな空気感が、そのときの私の心に触れるものがあったので記憶していました。

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東京に雪が降った日の翌日。庭にはまだ残雪が。

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庭に出入りする入り口もかわいらしい。絵本の『小さなおうち』を彷彿とさせるかな。

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絵の具の跡があちこちに。記念館では、中村彝の人生の軌跡を15分ほどの映像で知ることができます。「このころ、仲間の洋画家・野田の影響を受けて、キリスト教の洗礼を受け」と、ナレーターがさらりと流しました。あ、そうなんだ、と思いましたが、そのような痕跡は作品に見えなかったので、少しだけ調べてみたところ、聖書はよく読んでいたようですが、どうしてもキリストに出会うことができなかったようなことが書いてありました。でも、実際にはどうなのか、本人にしかわかりませんよね。出会えていることを願いつつ。

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アトリエを後にして、目白駅に向かう途中、路上にこんなサインがありました。次の目白では、天気が良ければ、佐伯祐三のアトリエに立ち寄ってみたいと思っています。

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by puppy_Benji | 2016-01-24 19:19 | 建築 | Comments(0)

ヴォーリズ建築。迎賓館のすぐ近く。
文化財ウイークに出かけてみたら、
ちょうど迎賓館の見学に向かう人たちにわさんか出くわして、
逃れるようにこの建物へ。
静謐な空気。こういうの好きだな、やっぱり。

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by puppy_Benji | 2015-11-14 22:37 | 建築 | Comments(0)